衛星写真を眺めていると地図では分からない事が見えてきて楽しい。
昔々、日本列島は白頭山の横側にあって、その跡が今もくっきりと影の様に残っている。
しかしそこに北海道の形はない。樺太や北海道は過去の地殻変動で小笠原諸島一帯が隆起した時に陸地になったのだろう。
その時に東日本も一緒に隆起したので東日本は全体的に西日本よりも太くなっている。
日本列島は大陸から分離した後、白頭山のマグマの上昇圧力を受けて太平洋方向に移動し、太平洋プレートからの圧力と拮抗する場所で動きを止めていた。
そしてある時期から樺太~小笠原諸島の隆起が始まり、日本列島が東西に引き裂かれて、西日本と東日本の中間地点にフォッサマグナができた。
小笠原諸島の隆起によって西日本は位置を固定され、太平洋方向に動けなくなった。
東日本大震災によって東日本は太平洋側に5メートル動いたが西日本はそれほど動いていない。
そのため西日本には今も地殻にストレスが溜まったままだ。
小笠原諸島の隆起は続いているので西日本には白頭山と小笠原の両側から圧力がかかる。
両サイドからの圧力によって南海トラフの地殻が限界を超えると南海スラストと呼ばれる逆断層ができ、南海で巨大地震が発生する。
東日本側の海溝は南海トラフに比べたら遥かに滑らかだ。東日本では海溝が破壊されるほどの巨大地震は起きていないのではないか?
南海トラフ程ではないと言ってもマグニチュード9クラスの地震は起きている。
西日本で発生する巨大地震はM9の比ではないと言う事。
東日本はフォッサマグナが割れた事によって太平洋方向に身動きが取れるようになったのでM9クラスの地震が起きる程度で済んでいる。
南海地震が東日本大震災よりも規模が大きくなるのは間違いない。
南海トラフがズタズタになっているのを見れば、それは一目瞭然なのだから・・・。