幸せは主観的な物なので定義するのは難しいが、確実に言えるのは幸福とは「不幸でない事」だ。
幸福になりたければまずは不幸にならないように心がけるべきである。
人は「得られない」事よりも「失う」事の方をより強く嫌がるらしい。
幸福には限界があるが不幸には底がない。あなたが自分を幸福でないと感じているとしたら、それは幸福である以上に不幸を抱えているせい。
人間を不幸にする最大の要因は将来に対する不安だろう。現状に満足していて、それが一生涯続くと確信できるだけで人は最大限の幸福を享受できる。
どんな大金持ちでも将来に不安があれば最大幸福ではいられない。
人間は変化が大嫌い。誰もが永遠の安定を求めてる。だけど変化しなければ生き残れないというジレンマを抱えているから人生は辛いのだ。
ギャンブルをする習慣のある人の幸福度は低い。勝ったり負けたりを繰り返す不安定さが幸福感を損ねているのだろう。
政情不安のある国の幸福度が低く、安定した高福祉国家の幸福度が高いのは偶然ではない。
幸福な人生を歩むには、不安をなくす事が肝心なのだ。
『天国に至る道は、地獄に至る道を熟知することである』
- マキャべリ